一人ひとりの
メンタル・ウェルビーイング
を育む社会へ

拠点概要

私たちは、「一人ひとりのメンタル・ウェルビーイング」を育むことのできる社会を実現するため、
我が国初の全世代型メンタルヘルスプラットフォームの開発と全国実装を掲げ、
国立研究開発法人科学技術振興機構(以下、JST)が運営する共創の場形成支援プログラム(COI-NEXT)において、
令和4年度共創分野・育成型の研究拠点に採択されました。

本拠点では、思春期を主とした若年者のメンタルヘルスに焦点を当てつつ、いつでもどこでも誰でもアクセス可能な
全世代型メンタルヘルスチェックシステムを開発すると共に、利用者の相談・居場所アクセスシステム、
教員のサポートシステム、市民・患者の共同参加システムをも備えた
わが国初の全世代型オンラインメンタルヘルスプラットフォーム(KOKOROBO-J)を日本全国で利用可能にします。
これにより、日常的にメンタルヘルスケアを行うことが当たり前の社会を実現し、個々のメンタル不調を予防し、
メンタル不調を早期に手当てすることで、「一人ひとりのメンタル・ウェルビーイング」を育むことのできる社会を実現します。

JST共創の場形成支援プログラム(COI-NEXT)は、大学等が中心となって未来のありたい社会像(拠点ビジョン)を策定し、
その実現に向けた研究開発を推進し、プロジェクト終了後も、持続的に成果を創出する自立した産学官共創拠点の形成を目指す
産学連携プログラムです。当拠点では、第一生命保険株式会社を筆頭に、複数の企業、大学、特定非営利活動法人(NPO)、
自治体と連携して社会実装を進めます。

本拠点概要動画
(一般向け)

メッセージ

国立精神・神経医療研究センター 竹田和良

プロジェクトリーダー

竹田和良

国立精神・神経医療研究センター
医師

メッセージ

参画機関の声

第一生命保険株式会社

第一生命保険株式会社

当社は1902年の創業以来、生命保険の販売を通じた皆さまへの安心のお届けはもちろんの事ですが、社会保障制度の一翼を担う生命保険会社として、健康増進分野を中心とした様々な社会課題の解決に貢献してきました。

一例を挙げると、1935年当時の日本人の死因の第1位であった結核の予防・治療を目的に「財団法人保生会」(後の保生園、現在の新山手病院)を設立しました。また、衛生環境が悪化した戦後には、保健衛生の向上に取り組む人々に感謝と経緯を捧げる「保健文化賞」を創設しました。保健文化賞は2022年で74回を迎えています。

現在の日本において、健康増進分野における社会課題として真っ先に挙げられるのがメンタルヘルスに関する課題ではないでしょうか。

「一生涯のパートナー」としてすべての方々の幸せに寄り添っていくことを当社のミッションとしている中、生命保険という商品では直接貢献することが難しいメンタルヘルスという課題に対しても何としてでも貢献していきたいという思いのもと、当社は2018年に「精神・神経・筋疾患及び発達障害に関する情報の普及啓発における包括的連携協定」を国立精神・神経医療研究センターと結びました。

しかし、ここ数年はコロナ禍による著しい環境変化により、仕事や生活に不安を抱える方が増加し、その結果として精神疾患患者が更に増加しているのが現状です。
このような中、当社は2022年に創業120周年を迎えました。120年もの間お客さまに支えられてきた感謝の気持ちを更なるメンタルヘルスへの貢献という形にするべく、今回のCOI-NEXTに企業代表として参画させていただくことにしました。

この先も精神疾患がなくなる世の中が来ることはないでしょう。だからこそ、いつでもほんぷでも誰でもメンタルヘルスに関する相談や診察が出来る仕組みを、ソフト面・ハード面の両面から構築していく必要があると考えています。

メンタル不調を隠すことなく、自然に、当たり前に生活できる世の中を目指して…
当社は「一生涯のパートナー」として、本プロジェクトに全力で貢献していきます。

このプロジェクトは、様々な分野の企業様のご協力が欠かせないものと考えております。それぞれの企業の得意とする分野を重ねていくことが、本プロジェクトをより良いものにしていくものと確信しております。
参画の濃淡は問いません。少しでも本プロジェクトの趣旨にご賛同いただける企業様は是非お声掛けください。